1.香川用水は補給水

 吉野川から導水する香川用水の取水パターンは、次の図に示すとおりです。
 都市用水(上水道、工業用水)については年間コンスタントに取水しています。これに対し、農業用水は期別毎に取水量が変化し、最も取水量が多いのは7月11日から9月15日の期間です。
 通常、農業用水の取水ピ−クは田植期の6月11日から7月10日に最も多く必要ですが、香川用水は田植期が終わってからの7月11日から9月15日の期間に取水量が最大になるよう計画されています。これは、香川用水が補給水として計画されているためで、田植用水は既存ため池の放水に重きを置いているからです。




2.配水管理の軽量化

 香川用水は既存のため池を調整池として活用しており、大部分が一旦ため池へ貯留された上で、各ため池の配水慣行に基づいて、各圃地へ配水されています。このため各圃地へ直接配水される場合と比べて無駄なく有効利用が図られます。
 また、香川用水土地改良区の行う配水管理は、幹線に設置されている179か所の分水工までで、以降の管理は、すべて傘下の土地改良区または水利組合が行っています。
このため、配水管理に携わる職員も少人数で行うことができ、管理は大幅に軽量化が図られ、極めて円滑に行われています。


3.香川用水は経済断面

 香川用水の農業用水は、既存のため池などを最大限に利用しても、さらに不足する水量を補給するために計画されたものです。また、香川用水はため池を調整池として利用するため、幹線水路の断面は最大必要水量を通水する必要がなく、極めて経済断面で施工されています。
 さらに、都市用水との共用区間では、都市用水と農業用水が建設費を分け合って負担していますので、その分、農家にかかる負担が軽減されています。


香川用水配水の例




(配水手順)

@ 田植用水は、まず各ため池の水を使用します。



A B地区、C地区は子池の水が少なくなると親池から補給されます。
同じように、D地区は孫池の水が少なくなると子池から補給されます。



B 香川用水は田植え後に貯水量の減少した親池に補給します。




香川用水土地改良区


香川県高松市番町2丁目4番27号
TEL:087-822-0155 FAX:087-823-8369
E-mail:t-kagawa@nifty.com